優れた日本のおもてなしは、小うるさい日本人の客が望んだ事である。

日本の接客サービス、いわゆる『おもてなし』は世界的に素晴らしいと言われている。しかしながら、日本人は日常的に接客に感動する事は滅多にない。日本では昔から「人の良し悪し」でその店を語り、再び足を運ぶための動機としている。昨今のビジネスシーンにおいてはマニュアル人間を育て過ぎて、「人の良し悪し」が語られる様な会社や店作りをしていないため、商品・商圏は良くても多くのリピーターを逃している状況が見受けられる。ここでは、客が離れる日常的な瞬間を切り取って紹介します。

自ら働かない者に賃金上げる意味なし!

 

自民党 安倍晋三首相により、日本経済の活性化を目指す「アベノミクス」が唱えられ、その中でも政治家のおじさん達が『ベア』とか略して呼んでいる、いわゆる基本賃金を上げる『ベースアップ』。

 
これは中小の経営者にとっては非常に困りものである。
 
何故なら『ベア』はだいぶ前から達成されている。
 
どういう事かと言うと、ある程度長く(最低10年くらい)会社やお店などをやっている経営者は常に感じている事だが、社員の質は年々下がって来ている。
 
お給料は下げる訳には行かないので、昔
雇っていた人達と今の仕事が出来ない人達が同じ給料と言う訳だ。
 
明らかに仕事効率が下がって、会社の利益自体も下がっている。
 
そんなの企業努力を怠っているだけだ!と叫ぶ文句言う側の人間もいるだろうが、それは違う‼︎
 
会社は1人1人の人間の力によって成り立っている、だからこそ社員が必要であり社員が頑張れば会社の利益も上がり、それがお給料へと反映される。
 
実に簡単な思考なのであるが、そんな事も分からないおバカさんが激増していて、会社に与えられた事・言われた事しか行動出来ない。
 
ある程度自分で考えて行動出来れば、与えられた事以外のものもこなすため、物事はさらに一歩前へ進む訳だが、最近のおバカ社員はそれをしない。
 
与えられた事以外はしようとしない。
 
理由は『お金にならない』からだ。
 
頑張って仕事をして、人よりもこなせばお給料に跳ね返ってくると言う、普通に考えればわかる事をしない。
 
むしろはじめにその分のお金をもらわない限り動きたくないヤツらばかりである。
 
そのため、会社としては昔は黙っていても仕事が進んでいたものが、そうではなくなり、仕事量が減っているのにも関わらず給料は同じ。
 
すなわち、『ベア』しているのと変わらない訳だ。
 
会社の利益につながる仕事量が減っている上に、実質給料をアップするのは会社の経営を苦しくするだけである。
 
「仕事をうまくやらせる」
 
経営者達は常にそう考え、あらゆる手段を講じている。
 
しかし、これから生活の質の向上を伴った成功を目指している者は、会社側に「仕事をさせられている」ようではもう終わり。
 
自ら考え提案し進んで仕事をする、そうすれば給料交渉をしてもノーとは言われないだろう。
 
これから、自ら進んで事を行うものとそうでないものの間に、大きな貧富の差が広がって来るのは明白であり、そうなった時に自ら努力をしてこなかった者は、日本のためにも成功している者や会社の足を引っ張らないでもらいたい。