優れた日本のおもてなしは、小うるさい日本人の客が望んだ事である。

日本の接客サービス、いわゆる『おもてなし』は世界的に素晴らしいと言われている。しかしながら、日本人は日常的に接客に感動する事は滅多にない。日本では昔から「人の良し悪し」でその店を語り、再び足を運ぶための動機としている。昨今のビジネスシーンにおいてはマニュアル人間を育て過ぎて、「人の良し悪し」が語られる様な会社や店作りをしていないため、商品・商圏は良くても多くのリピーターを逃している状況が見受けられる。ここでは、客が離れる日常的な瞬間を切り取って紹介します。

挨拶を変えるな!おうむ返しが鉄則。

このブログは近年の不況のあおりの中、いかにして生き残って行くか〜についても考えて書いています。

今回は接客の基本「挨拶のおうむ返し」についてである。

おうむ返しと言うと、あまり良い表現では使われないが

接客においては違う。

相手に寄せていく手段としては、一番簡単かつ重要な手段である。

しかしながら、最近ではそう言った事が全く分かっていない愚か者達が多く見受けられる。

そに中でも典型的なものが『挨拶』。

例えばお客さんが昼の11時過ぎに「おはようございまーす」と入って来た時に、それに対して「こんにちは〜」と返す。

どうだろう?

もちろん、何も感じない人もいるだろうが、中には“違和感”と捉える人もいるだろう。

おうむ返しは人と人との会話の中での分類は『肯定の同意』である。

要は相手の言った意見にイェスマンになるという事である。

昼に「おはよう」と言った事に対して、正しく無いのでイェスマンにはなりたくないので、正しく「こんにちは」と返す、間違ってはいないがこれはバカのする事。

そもそも挨拶はコミニュケーションの一環なので、スムーズに違和感なく流す事が重要であって、そこに正しいも正しくないもないのである。

ましてや、客と店員と言う関係であれば、跳ね返す必要性も見当たらない。

まずは、おうむ返しで『肯定の同意』を実践して、入り口での相手の距離を縮めるのがベスト!

相手の対面に立つのではなく、横に寄り添っている感覚を与える事で、同じ方向向いていると言う事をアピールすべし!

また、これは日常生活においても使える一つの会話術でもあるので、ふとした会話の中でトレーニングしていくと実際の接客時に効果が出るだろう。