優れた日本のおもてなしは、小うるさい日本人の客が望んだ事である。

日本の接客サービス、いわゆる『おもてなし』は世界的に素晴らしいと言われている。しかしながら、日本人は日常的に接客に感動する事は滅多にない。日本では昔から「人の良し悪し」でその店を語り、再び足を運ぶための動機としている。昨今のビジネスシーンにおいてはマニュアル人間を育て過ぎて、「人の良し悪し」が語られる様な会社や店作りをしていないため、商品・商圏は良くても多くのリピーターを逃している状況が見受けられる。ここでは、客が離れる日常的な瞬間を切り取って紹介します。

外資系会社のアパレル店員の奇妙な接客方法。

誰でもお店に行ったら、気持ちの良い接客で迎えられたいものである。

しかし接客の仕方はお店の考えや、個人の考えが様々にある事は言うまでもない。
そのため店側が素晴らしいと思っている接客やパフォーマンスが、本当に「求められている」ものであるとは限らない。

もちろん、ターゲット層を絞っていると言われればそれまでだが、来店制限をしていない以上は全ての年代がその接客を受ける可能性がある。

また、そのお店や会社が外資系の場合は我々日本人では「理解不能」なものもある。

とあるアメリカ系?のアパレルショップでの事である。

私は元々そこのブランドを愛用していたが、直接アメリカに出向いた時か、インターネットでのみ買う事が出来た。
そのため、今から数年前に日本に初上陸した際はとても喜んだ。

しかしオープン当初にそのショップへ訪れた際に私は正直驚いた!

上半身裸の欧米人男性スタッフが入り口で踊っている。
そして、品物を買って出てきた客に対して、その上半身裸の男性スタッフとポラロイド写真を撮る事を勧めている。

ハッキリ言って入店する事を戸惑ってしまった。

何故ならアメリカのショップでは、こんなに意味不明な接客はされなかった。
ごく普通のショップであったはず•••。

しかし、折角足を運んだので入店すると掛けられた「挨拶」にまた仰天した。

欧米人スタッフ?ハーフ?が
「Hi,Guys‼︎」
「What's going on⁉︎」
「やぁ元気かい?」

•••失礼極まりない。

その後何回か足を運び、毎回踊りながら迫って来る店員の気持ち悪い接客を受けたが、ネットで購入しても金額も変わらず届くのも早いため、結局足が止まってしまった。

やはり、お国は違えど感動するものはある。
ただし文化が違うのでアメリカ風を見せたいのであれば、限りなく日本アレンジしなければならない。

そして世界的に見ても大げさな振る舞いをしない、『ジャパニーズスタイル』にする事でより多くの指示を得られるのではないだろうか。